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平成19年7月30日月曜日

午後の月、夕暮れの月


真夏の暑い午後、竹が風に揺れた。そんな空の奥に月がいた。


月は、竹の間から私を眺め、雲に時々まぎれながら、その存在感を現していく。

その二日後・・・


夕暮れ時、雲はいつもよりはっきりと姿を見せ、その形を複雑に変えながら夕闇に身を染めていく。



その時、雲の影から月が姿を現す。幻想的な風景だ。

平成19年7月27日金曜日

暑くなってきた!



先日テレビのニュースを見ていたら、ここ山形で日本の統計史上最高気温40.8度を昭和8年に記録した日らしい。

そんなニュースを見た次の日からは、30度を越える夏らしい天気になってきました。
早く、入道雲に田舎道、そんな夏の風景を撮りたいなぁ。

平成19年7月22日日曜日

登山


ちょっと夏祭りのイベントがらみで、山形の中央に位置する「朝日連峰」に登山してきます。と言っても、入口付近の山までなんですけどね。

写真は、昨年の撮影写真。左奥が「大朝日岳」で右が「小朝日岳」です。
今年は、8月4日に登山しますが、昨年同様に晴れたらいいなぁ。
その話し合いやら資料作りで、ちょっと小忙しい状況です。

平成19年7月16日月曜日

まったりと「天河原」

現在、会社にて一人残業中。「i.Tunes」にて、東京出張で買ってきた「天河原」(てぃんがーら)をじっくりと聴きながら、お仕事しています。
梅雨のどんよりとした夜に、しっとりとしていい感じ。仕事もはかどってます!(^^;

このCDは、「TINGARA」のインディーズの頃の作品。そこいらのCD屋さんでも、なかなか買えないので、念願の「ボクネンズアート東京」に行ってきたときに買ってきました。

私が「TINGARA」に惚れ込むきっかけとなった「夜間飛行」をはじめ、名曲「てぃんさぐぬの花」なども入っています。改めて聴くと、まったりとした晩にはいいね。でも、いつ家に帰れるのかね(涙)

.。.:*・゚☆.。.:*・゚★.。.:* ☆.。.:*.。.

このアルバムは、琉球旋律に三線と多国籍楽器、そして、コンピューターなどを駆使した現代風のアレンジが効いていると思います。「懐かしいけど、新鮮」「まったりとしているけど、さわやか」など、相反する要素が混在するからこそ、一度聞いたら耳から離れないのではないかと思います。

※(さいきんは、創った人の「ぶはは」が耳から(目から?)離れないんですが・・・)

1:夜間飛行
覚びらじぬうちに 星花ぬ咲ちゅさ
見上ぎするうちに 百花ぬ咲ちゅさ

天河原 島横に 天河原 島横に

渡る群鳥ぬ 河原なてぃ南に
あまからぬ便い 去年ぬ便い

なまん持ちがぶたら なまん持ちがぶたら

風や風なとてぃ 雨やまた雨やりば
雲や雲なとてぃ 星や星々とぅ

なまんあたる事に なまんあたる事に

「ボクネンさんの作詞と作曲、TINGARAのアレンジという素敵な曲です。TINGARAを代表する曲かもしれませんね。私もこの曲と出会って、人生が変わりました(笑)。
ともかく、南の島の、星と海にぴったりと合ういい曲です。」

2:てぃんさぐぬの花
てぃんさぐぬ花や 爪先に染みてぃ
親ぬゆし事や 肝に染みり

夜走らす船や にぬふぁ星目当てぃ
我ん産ちぇる親や 我んどぅ目当てぃ

天ぬ群星や ゆみばゆまりしが
親ぬゆし事や ゆみやならん
いち足らん事や ちゅいたれいだれい
互にうじなてぃる 年やゆゆる

宝玉やてぃん 磨かにばさびす
朝夜 肝磨ち 浮世渡ら

「沖縄のオーソドックスなナンバーですが、すごくTINGARA色に染まってますね。ガムランと三線とカラカラの音がいいですね。」

3:IN THE WOODS ~国頭大福~
~インストゥルメンタル~

「ガムラン基調の温い感じの曲。三線の見せ場(?)ありって感じですかね?」

4:べーべーぬ草刈いが
いったーあんまー まーかいがー
べーべーぬ草刈いが
べーべーぬまさ草や 畑ぬ若ミンナ
あんぐわぁーそーてぃ

「短い詩が繰り返されます。べーベー(やぎ)だけにかわいらしい曲ですね。時々、曲のなかに流れ星が流れます。」

5:Interlude ~花風~
~インストゥルメンタル~

「夜の空の星の瞬きのような曲です。三線のダブルな感じがいいですねぇ。」

6:月ぬ美しゃ
月ぬ美しゃ 十日三日
みやらび美しゃ 十七ち
ホーイーチョーガー

東から上りおる 大月ぬゆ
沖縄ん八重山ん 照らしょーり
ホーイーチョーガー

あんだぎなーぬ 大月ぬゆ
吾がけーら 遊びょーら
ホーイーチョーガー

「ちょっと古風なイントロ(オルガンぽい感じのところ)が、海に浮かぶ月の感じがします。一転して、きらやかなメロディと素朴な琉球の旋律。ツグミさんのボーカルが変幻自在に変化していく様が月の変わりゆくさまにも似てまどろみます。」

7:上い口説
~インストゥルメンタル~

「最初のピアノの旋律が心地よい曲ですね。映画のワンシーンのようなはじまりです。そのあとが琉球の旋律に変わるというアレンジ。どこからそんなアレンジが出てくるのふしぎですね。」

8:波ぬ花
午や走風 海ぬ頂たち
波ぬ花咲ち 千鳥いち通い
人やひとぅ故 人に想あり
互に互そてぃ 何時までぃん
覚びらじに時間や経ち

干瀬に泡立 潮花ぬ如に
時ぬ間に散りる 想いやりば
鳴ち飛ぶる千鳥 恋ぬ綾織ゆみ
焦がりゆる人に 伝言持たさ

花と咲ちゅしん 散りてぃちゅしん
潮花咲ちすい 一瞬ぬ美らさ
何時何時までぃん 愛さ愛さとぅ
心かさにてぃ さらいくまでぃん
覚らじに時間や経ち

裸足かなぎやい 波に戯りる
みやらびぬ髪に 夏ぬ夕風
波ぬ歌垣や 風の言信
恋ぬ業ゆいか 肝にかかてぃ

「ボクネンさん作詞、りんけんさん作曲のりんけんバンドの曲をTINGARAアレンジで味付け。元歌とは別物ですね。しかし、アレンジが変わっても、歌詞が変わらず力強いのはすごいですね。」

9:恋ぬ花
庭や雪降ゆい 梅や花咲ちゅい
無蔵が懐や 真南風どぅ吹ちゅる
無蔵が懐や 真南風どぅ吹ちゅる

今 降ゆる雨ん 雲に 宿みそり
里が花ぬ島 着ちゅる間や
里が花ぬ島 着ちゅる間や

ぬがし我が庭や 梅や咲かそてぃ
毎夜うぐいしぬ 通てぃ鳴ちゅが
毎夜うぐいしぬ 通てぃ鳴ちゅが

「琉球の民謡らしい曲です。でも、TINGARAアレンジのせいか、別の国の音楽のように聞こえます。重ねどりのボーカルと旋律がまどろむような不思議な感覚を呼び起こします。」

10:与那国しょんかね
~インストゥルメンタル~

「密かに大好きなこの曲。RadioTINGARAでもよくかかっていますが、プラネタリユムにもぴったりなとても良いアレンジと旋律です。浜辺で寝転び、流れ星でも眺めながら聴きたいなぁ。」

平成19年7月15日日曜日

『木下大サーカス』

『木下大サーカス』


 二か月も前から計画を練ってた、この夏最大のイベント(?9「木下大サーカス」。
 前からの予定通り、7月14日の土曜日に行くことができました。
 いろんな方からの事前情報で、一番目の公演がいいよと聞いてたので、ママには無理を言って、土日祝日は一日3回公演があるうちの最初の公演に行くことにしました。
 ですから、準備といつもの家事をこなすため、朝からドタバタとしているママ。いつもなら、十時頃出発のざぶん家なのですが、この日は8時半出発。だから、彼女は食事する時間もないようなので、ちょうどパン焼き機で焼いた、焼きたての食パンあったので、ママのためにサンドイッチを作り、少々協力してみました。

 出発は8時40分ぐらいになりましたが、ママもようやく車のなかで落ち着き、サンドイッチにありついたようです。
 そして、会場まで30分の道のりは、サーカス談義で気分を盛り上げる努力(涙)

 隣の仙台では「ドラリオン」をしていたようですが、せっかく山形に「木下大サーカス」来ているし、(何よりも無料券もらったし)子供たちの分は買うにしても、是非とも見せたいなぁと思ったのです。
 何よりも、子どもたちにとっては、動物がいっぱい出演するサーカスの方が楽しいよね。(半ば強引に)

 サーカスのテントが見えてくると、子どもたちも興奮してきた様子。「。まだつかないの?」「早く止めて!」「腹減った!」などと、騒ぐ始末。なんか、どさくさに紛れた叫び声もまじってましたが

 早く来たかいがあったのか、駐車場はまだ空いてました。すんなり止めて、チケット売り場に行くとすでに一般席の順番待ちの人たちは並んでおりました。

 今回は、タダ券効果でその分リッチに(死語?)指定券を買うことにしました。というのは、正面方向でないと、ショーによっては盛り上がらないし、何よりも柱が邪魔ならないし、椅子が大きく、指定席だから中座しても他人の邪魔にもならないと踏んだからです。(次男はトイレが近いので・・・)
 一番手前の特別席は、かなり金額も高いのでそこはパス。ブルーのシートがあいているか聞いたら、やさしいお姉さんは、イエローとあまり変わらない場所ですよと言ってくれました。ですので、イエローの真正面を取ることにしました。

 ショーが始まると、子どもたちは目が釘付け!
 テレビとは違う迫力(音やにおい、風や光による演出)にわれを忘れ、本物の動物達に惹きこまれ、マジックやら危険なショーに、「すごいね!」の連続。とてもびっくりしたようです。
 我々夫婦は、スタッフの裏方さんがテキパキとしていて、我々観客の感動と興奮のために本当に一生懸命なのにも感動してきました。

 子供たちに話を聞くと、ホント空中ブランコが好きですね。最後にしたからなのか、その理由はわかりませんが、空中ブランコが一番。
 でもね、パパは、空中ブランコが怖くて見てられないのよ。昔、「翔べ!イカロスの翼」という映画の中で、ピエロの「クリちゃん」の話にショックを受けたせいでしょうか?ピエロがわざと落ちてくるシーンは、笑えずに緊張しちゃいます。

 さて、ショーも終わり。外に出ると、象との記念撮影しておりました。

かなり混み合ってましたが、子供たちも、象よりキリン派だったらしく、象は見るだけにして車に戻ることにしました。

 車に戻る道を長男はまっすぐ行くところでしたが、そこを呼びとめ、別のルートから車に戻ることに。

それは、なぜかって?
 ふふふ。それはね。サーカスの裏が面白いからなんですよ。サーカスに参加している人たちの生活(コンテナのアパートなど)、出番待ちの動物たち(臭いけどありのままの雰囲気)、サーカスの華々しい舞台の裏をちょっとだけ見せたかったのね。これも、「イカロスの翼」を見たせいかな?
 たのしいでしょ、こんなのも。

 車に戻ると、さっそく「腹減った!」の合唱団。
車で、天童方面に行くことにして、腹減ったのを紛らわすために、サーカスネタで押すことに。
 
 マジックの女の人が消えたネタは、ホントわからないね!(わからないままがいいんでしょうね)
 キリンはでかいね。ライオンとトラはこわいね。ドイツから来たぐるぐる回る輪車のがかっこいいね。やっぱり空中ブランコはいいね。なんて子供たちと大盛り上がり。
 君たち以上にね、何よりも、子どもたちのキラキラと輝く目を見れた私たち夫婦が、一番の感動ものなのですよ。
 今回は、昔から、子どもたちには「子どもの頃に」サーカスを見せてあげたいと思っていたので、それの夢がかなって本当によかった。奮発して、指定券買って正面に(だいぶ後方だけど)座ったのも良かった。

ショーの帰り、盛り上がると今度はお腹が空いた。ちょっとヘビーなお好み焼きでも食べていくかね?

平成19年7月11日水曜日

梅雨の時間

梅雨時の風景


梅雨の嫌なひと時、蓮の花と紫陽花と雨の模様を撮りたくてうずうずしている自分がいました。
結局、蓮の花は撮影できなかったけれど、楽しい風景を撮影でき、失敗も数々ありましたが撮影の勉強にもなりました。
それ以上に、みんな活き活きしています。雨の日でも、花たちも植物たちも昆虫達も元気ですね。
だいぶストレス解消になったような気がします(笑)

平成19年7月7日土曜日

温泉に行こう!【大井沢 湯ったり館】

先日、何かの日記に書いたとおり、6月20日頃から7月3日までという長期間、わが「ざぶん家」ではお風呂の改修工事のため外風呂生活が続きました。

去る6月27日に、私も休みだったので隣町の温泉まで行くことにしました。6月は忙しくて、子どもたちと合わせた休みが一日もとれなかったので、その償いでもあります。

長男が小学校から帰ってきて、次男を保育園まで車で迎えに行き、その足で隣町に向かいました。

その目的地までの途中、「寒河江ダム」というものがあり、定時に噴水をすることで有名です。平日は16時のものが最終なのですが、ちょうどそこを通ったらぴったり16時だったので、寄り道することになりました。

そしたら、なんといきなりの大噴水!最初どうでも良かった子供たちも、カメラ抱えたざぶん自身も、かぶりつきで見ました。
この噴水の高さは、湖面が一番合った頃には、「東洋一」であったそうです。
まあ、湖水が少なくなった今でも、十分高く楽しませてくれます。




















その噴水の水は、一本で上に昇ったり、根本で何本かで花のように開いたりするのでした。



子供たちは、いつも家の中で大暴れしているのですが、こういうところに来ると逆におとなしいですね。おとなしいといっても、ケンカはするんだよなぁ。



しっかし、この天気が良くて、開放感のある景色は良いですね!

























さて、このダムのドライブインの一階には、もう廃校になった小学校の備品を使って、川の学校なるものがあります。

ところどころに、小学生の詩が掲げられ、机やら椅子が置いてあります。









それよりも何よりも、川魚の水槽があって、数多くの魚の名前と顔が一致できるようになっています。庄内地方にある、加茂水産高校の協力だそうです。

子供たちは、とても勉強になったそうです(--;
まぁ、一種でもいいから覚えてくださいな、君たち。



そんな感じで30分ほど道草を食いながら、大井沢の集落に入りました。

入ったとたん出迎えてくれたのは、山際から昇るお月さまでした。

ゆったりと、まったりと車を走らせ、温泉につくと車も止まっておらず、なんか暗い感じ・・・・




「もしかして、『定休日』?だとしたら、おおぼけ大賞じゃん!」と思って、一応入口を覗いてみたら、営業しておりました(汗)
いやぁ。良かった。良かった。

お風呂券を買って、子供たちとお風呂に入ると、先にいたお二人の大人たちは出るところでした。

体を洗って、湯船につかる頃には、なんと家族風呂になってしまいました!「やったね!ラッキー!」なんて思っていると、長男は泳ぎ始め、次男は、三男にお湯をかけたりして、騒いでいたので、ざぶんパパに教育的指導をもらった子供たち。

ちょっとは大人しくなって、しゅんとした感じで肩まで湯船に浸かっていると、となりのお風呂から
「パパと子供たち~♪他の人はいないの?」
なんてママの尋ねる声が聞こえてきたので、子供たちは元気になって、今度は塀越しにママとおしゃべりし始める。ママは、先ほど入っていたお婆さんが上がったので、とうとう一人風呂になってしまったらしい。何と贅沢な。

こちらの男風呂は、他の人たちが入ってきたので、早々に切り上げ、お風呂から上がったのでした。
着替えをして、髪を乾かし、湯上りのジュースやらお茶を飲みながらママの上がりを待っていました。
ママは、ここぞとばかり長湯をしているらしく、パパの教育的指導は、入りっぱなし。
パパは、指導するのも疲れたので、テレビのチャンネルを教育テレビにして、子どもたちの気を惹くように心がける。そうしているうちに、ママも合流。

「お腹が空いたから帰ろう!」とパパが提案すると、「それに賛成!」と子供たちは満場一致。
車のエンジンをかけて、帰ることにした。帰り道は、国道で帰らず峠道にすることに決定。

その峠では、熊が出没してるらしいのだが、今日は熊でなく夕陽に出会えた。真っ赤ではないが、山里深い地の情緒ある雰囲気だったので、カメラに収めた。








































暗闇が迫る頃、子供達が去った山里には平穏が訪れ、それを見下ろす朝日連峰にも、夕闇と静けさが舞い降りた。

たまには、外風呂もいいもんだ。

平成19年7月2日月曜日

夏の満月

満月の夜は、心が騒ぎます。狼男だから?(笑)

たぶん、そうじゃないと思いますが、不思議な感覚です。
私は、満月の晩、感覚が研ぎ澄まされることがあったり、体が過敏に反応する場合もありますね。

今年の夏の満月は、とても神秘的でした。
地平線から昇る時の真っ赤で勇壮な感じが気に入りました。

ネット仲間の知人は、沖縄の海中から満月を眺めたと日記に書いておりました。
きっとすごく異次元的な体験だったんでしょうね。そんな、すごく稀有な非日常の体験がすごくうらやましいです。

さて、私はといいますと、その満月の晩、大好きな撮影は、諸事情によりできませんでした。しかしながら、私もちょっと非日常的なステキな体験をしてきました。

それは・・・・

満月の晩に、子供たちとホタルを見に行ったのです。この日は、雲もなく、月もまだ上がらず、何とか雨も降らず、生暖かい気温の中、まずまずの蛍日和(?)です。

わが町には、蛍の名所が何箇所かありまして、カワニナを放流したり、他の場所にも蛍を放流してみたりしています。

その日、蛍の観賞地につくと、真っ暗でした。星はとてもきれいだなぁと感じながら、蛍はどうかなぁと眺めました。最初目がなれず、「あれ?いないのかな?」なんて思ってみてますと、

(ふわぁ~。ぽわぁ~ん。)と蛍が明滅しています。その数はどんどん増えて、ところどころで光っています。
もっと暑ければ(その日は、24度ぐらいだったので28度ぐらいまで上がると)もっと飛び交うそうです。

しかし、ホタルはかわいらしく飛び交いますね。子供たちが「捕まえたーい!」なんて叫んでいると、それをからかうように蛍はそばに寄ってきます。
そして、近くに来た蛍たちは、私達をからかうかのように、ひらひらと舞い去っていきます。

そんな中、南東の山際より「すぅーっ」と満月が、紅く、雲を従えて現れました。
私たちと蛍の様を眺めるようにさらに高く昇っていきます。

紅い満月が昇る晩、山に囲まれたせせらぎの傍らで、私たちは蛍を追いかけ、悠久の一時を過ごしました。とても絵本のような情景でした。

蛍の里と紅い満月と子供たち・・・これも素敵な組み合わせでした。








(余談)

このホタルを見に行ったのには訳があります。
わが町では、保育園の園外教育の一つとして、年長児童とその家族で「蛍観賞会」というものを毎年やっています。
今年は次男がその保育園の年長でしたので、すかさず家族みんなで応募しました。わたしは、殺人的スケジュールにもめげず、眠くて疲れた体に鞭打ち、参加したのでした(涙)

子供たちも、風呂改装中のため、自宅で風呂に入れないために、外風呂に入ってきてからの参加でしたので、彼らもまた殺人的スケジュールをこなすため、夕食も取らず参加したのです。

楽しかったせいか、観賞会中は文句の一つも言わなかった彼らですが、帰宅後は猛獣に変身しました。
帰ってきたとたん、その辺りにあったおかずに群がりました。その帰宅後の食欲の旺盛さ!食事を何日間も与えてなかったかのような、怒涛の食事でした。いなかっぺ大将の「風ダイザイモン」並の勢いで食事を片付けました。

そして、今日の主人公の次男君は、お役目を果たし、お腹も満たし、そして安心したのか、椅子の上で逆さまになったまま気を失ったかのように爆睡モードに突入しました。
親バカながら、その姿といい、その行動といい、とてもかわいいですね。