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平成21年11月6日金曜日

キノコの国の人だもの

なぜかパリにいる友人から「キノコの国」の住人に指定されてしまいました。
でも、光栄です。

これから先、キノコの話題しか出てきませんので、キノコ嫌いな方はご遠慮ください。

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先日、頂きもの(こればっかりですな)がありました。今回は、「原木なめこ」です。

市販で売っているおがくず栽培の「なめこ」じゃなくて、原木です。
最高品は、「天然」の称号がつくらしいですが、私の「天然」を食した経験というのは、過去に何個か食べたかなぁって程度ですね。
物心つくようになってからの記憶はないかなぁ。まぁ、マツタケも同じ程度か・・・(涙)

さて、この写真を見てもらうとわかりますが、立派な大きさです。


さすがに原木。ゴミやら土やら虫やら・・・いろんなものがついてます。この調子で、「運」もついてるといいなぁ。



このあと、丹念に水洗いします。ナメクジもキノコ好きらしいので、同じヌメヌメ同士とはいえ、きちんと洗わないとね。



先日、大井沢の住人の方のブログを見ていたら「なめこは焼いてもうまい!」ということが書いてありました。
いろいろな人に聞いても
「なめこは焼いたことないなぁ。」
と私と同じような答えでした。
笠の開いた大きいものがいいとありましたので、そういうのを選んで焼いてみました。

結果、
「う、うまい!」
炭火だったら最高かも知れません。普通にうまいです。
ちょっとぬめりが気になるので、ぬめりがなくなるぐらいに焼くのがコツのようです。
しっかり焼くと、焼きシイタケよりも風味はおいしいかもしれません。
私の印象では、なめこって、キノコの入門用というかちびっこというか、序の口というか、あまりキノコをイメージして食べないキノコだったのですが、焼きナメコを食べた途端、
「なめこ、お前も立派なナメコだったんだな。すまん!(号泣)」
って感じでした。
香りもあるし、味もしっかり出ています。
ナメコ、なめんなよ!

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ということで、ある日の我が家の朝食です。

「うまし国のひとだもの・・・」なんてコマーシャルありましたが、「キノコの国の人だもの・・・」
って感じです。

~今朝のお献立~
・原木シイタケの焼き物
・原木なめこと葉山高原大根のナメコおろし
・原木なめこと地元味噌、豆腐屋の豆腐を使ったなめこの味噌汁
・山形産「はえぬき」の新米ごはんと博多明太子(ゆず入り)

ごちそうさまでした。

平成21年11月3日火曜日

正しい花の頂き方?

以前のブログにも書いた食用菊ですが、今年もたくさんいただいております。
ただ、あまりにも菊の香りがきつすぎると、こちらの方言でいうところの「はばげるは~」となります。
「はばげる」=おえっとなること。
そんな感じかな?むせるぐらい、香りが鼻から喉から入ってくるのです。



以前、このように咲いていた菊の花ですが、花が開くまで待って花の部分を摘み取ります。
そして、その花をむしり取ります。そうすると、花びらだけになります。

この量で、一体どのくらいの数の花がむしられたのでしょうか?
結構な大きさの花束が我が家からは消えたはずです。(汗)

これをむしるのは、おふくろと息子たちの仕事で、おだてられながらむしらされているようです(笑)
時折、私も手伝います。そうすると、指に菊の香りが染み込みます。
しばらくはこの香りは抜けません。その間だけ、菊の花香る素敵な男子になるのです。すいません、言いすぎました。まぁ少しは、加齢臭防止になったのでしょうか?

ただ、みなさん、「あの子は、僕のこと、好き!きらい!好き!きらい!」なんて花占いしながらむしりますと、おそらく一晩以上かかるかと思いますので、それはしないほうがいいかと思います。(しないと思いますが・・・)
昔、花びらの数を数えるという自由研究をした友人もおりましたが、一体何枚だったのか…今となっては思い出せないです。よく考えると、すごいことですね。いまさらですが、彼に「よくやった」と健闘をたたえたいと思いました。

さてこの後、この花びらは、石川五右衛門よろしく「釜茹での刑」にされるのでした。この時、色が良く出るために酢を少々入れたりしていたような気がしますが、茹でるのはおふくろの仕事なので、記憶があやふやです。すいません。そのうち、機会があれば、聞いてみます。

ところで、湯がいた菊は、しばし水にさらされます。そして、水気をしぼり、食べる時が来るまで冷蔵庫で冷やされます。大量にある場合は、ここで更に「極寒の刑」にされます。
いわゆる冷凍保存ですね。知り合いの方は、この時、ビニールに二重に入れます。最初ビニールに食材を入れて、さらに二重目のビニールに入れるときに、食品名と冷凍日を書いた紙を滑り込ませます。これは、冷凍焼けを防ぐのと、先入先出の鉄則をしているわけです。まさに、主婦の知恵ですね。
そう、思い出してきました。私は仕事柄、過去に、すでに化石と化した冷凍物。あるいは、もうすでに5年以上は経ってしまっているビンテージ級の冷凍食品など、家の中のタイムカプセルをいくつも見てきました。(涙)
教訓・・・こういった冷凍食品は、3カ月程度、お正月のごちそう程度にとどめたいものです。一年経つのはさすがにやばいです。



話は変わりますが、
先日のこと、私は見たこともない色の食用菊が我が家に届けられていました。
基本的に我が家は頂き物が多いんで、いろいろな種類の食用菊が届けられますが、この色の食用菊は初めて頂きました。
写真を見てもらったら、だいたいの色は想像できると思いますが、あえて文章で表現するとすれば、あずき色を赤に近くしてダークトーンにした色という感じでしょうか?上品というかゴージャスな色です。
ちょっと暗めですが、花弁近くの部分の黄色がアクセントになり、ドレスとかだったら良い感じの色の組み合わせですね。


息子が臭いを嗅いでますが、とてもいい香りです。普通のよりも濃い香りのような気がしました。
いろいろと香りを嗅いでいる私と息子は、違いがわかる男になるでしょうか?



さて、そういった感じで食卓に上がります。



たいていは「おひたし」にしていただきます。
醤油で食べるもよし、酢醤油でたべるもよし。私は酢醤油が多いかな?
ほかにも、食用菊の天ぷら、おみ漬などの漬物に混ぜる(彩りがきれい)なんて食べ方もあります。※1
そういえば、「晩菊」なんておいしい地元の漬物もありましたね。
黄色の食用菊は、ほうれん草のおひたしと混ぜて、まるで菜の花のように食卓に出てくる場合もあります。

贅沢な食べ方ですが、ほうれん草や食用菊、ゆでた枝豆を混ぜた「おひたしのサラダ」なんてのもお勧めです。ごまドレッシングなんかが上品ですね。

そんな感じで、山形の食卓は彩りよく香りよく賑わうのです。
10月の下旬頃、訪ねてきてもらうとごちそうしますよ。

* ☆.。.: 追 記 .。.:*・゚☆.
※1
いろいろと反響ありまして、食用菊の食べ方のバリエーションについての指摘がございましたので、補足します。
Donnさんのコメントにもありますが、食用菊の食べ方は、おひたしやてんぷら、漬物のほかに、酢の物、和え物(ごまとかくるみとか)、吸い物に浮かべるなんて食べ方もあるようです。

※2
淡い紫の食用菊は通称「もってのほか」という品種です。本当の名前は「延命楽(えんめいらく)」と言うそうです。名前の由来は、「この菊がこんなにおいしいのは、もってのほか(思っての外)だ=思いもつかない」とか「天皇のお印(菊の御家紋)を食べるなんてもってのほか」とか「お殿様のものを食べるのはもってのほかだ(けどやめられない)」などと伝えられています。