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風の旋律が流れる天使たちの時間 |
黄砂降るとき、時同じくして、嵐舞降りぬ。
風吹きすさびその軌跡を残し、光ふりそそぎあたかも天使のように我包む。
カメラ片手に、「癒し」と「感動」を探しています。
癒し系の音楽、マニアックな音の話、子供たち、日常のスナップ、
「Healing」「Ambient」「nature」などもキーワードに、活動中。
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風の戦慄(風を表現す |
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平成原人の遺跡 |
鯉のぼりを対岸から見た後(前の日記参照)、我々は対岸から川に沿って下ることにした。
実は、もう何年も前から気になってしょうがない場所があって、そこはすぐそこだったからである。
最上川の右岸沿いに、国道287号線は走る。もちろん、その道路は、国道であり主要幹線道路であるから、道は広いし、道の駅も国道沿いにあり、寂れた様子はない。
しかし、左岸は国道から外れ、また崖が切り立ち、何度も崩れ落ち、地元の人たちを悩ませてきた。だから、道は狭いし、集落は忘れ去られてしまった感がある。
その、左岸を下ると、その気になってしょうがない場所はあった。対岸から遠目に見ると、「遺跡?」らしきもが、妙にりっぱな「つり橋」のそばにあるようなのである。運転中は、ちらりと見るだけだから、詳細は分からない。
しかしながら、その謎を解き明かす時が来た!苦節10年ようやく、解明のチャンスが来たのだった。
そのつり橋を目印に、我々は車を走らせ、目的に着いた。
ウグイスが大合唱をしている。また、その声はきれいで、「ほーほけきょ」の鳴き方も上手で様になっている。たまに、泣きかたがヘタなウグイスもいるのだ。そんな、ウグイスたちを萌黄色に染まりつつある木々の合間から探すのだが、一向に姿は見えない。
子供達を車から降ろし、目的地へ歩いた。
「!!」
我々は絶句した。
「何これっ!」
子供たちは騒いだ。
「危ない!近寄るな!」
「そばから離れて!」
私たち親も、身の危険を感じ、神経質に大声を張り上げた。
戦慄で身震いする、おぞましいものが、いや、哀愁漂うものが見えた。それは・・・
「平成原人の館」・・・・ネーミングもまるでいけてない(涙)
キャラクターも石造りで、風化しないのだろう。あまりもきれいで時代を感じさせない風合い。そして、屈託のない笑顔。でも、おじゃる○かと思うような後姿で、はじめ人間ギャートルズのようないでたちをするゴンタくんのような見たこともないキャラクター。これが平成原人なのだろうか?
はじめあったであろうやりは風化し、その代りに誰かがさしてくれた竹棒に蔦が絡みつき、かえって悲しさを誘う。
それよりも、おどろおどろしいのは、遺跡の住居跡である。縄文時代か弥生時代かもわからない変わり果てた姿に、嫌悪感を覚えた。たぶん、本能的に受け付けないのだろう。
その傍らにあるつり橋は、8年ぐらい前に作られたばかりのもである。昔は、本当にぶらぶらする怖いつり橋だったのだが、いつのまにかきれいになっていた。立派になった今でも、人が歩くと揺れはする。
つり橋から、絶景を眺め、時折訪れるバイカーやサイクラー達がつり橋をわたり、対岸へ来る。しかし、「平成原人の館」の圧倒的なマイナスのパワーにたじろぎ、早々に帰って行く。
一体ここで何があったのだろうか?疑問は残るが、腹の減ったわれわれは、ここを後にした・・・(終)
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最上川を溯上する鯉の |
もう使わなくなった鯉のぼり。みなさんはどうしてますか?
山形県には、使わなくなった鯉のぼりを集めて、供養がわりに、母なる川最上川を渡し、泳がせてくれるところがあります。
それは、西置賜郡白鷹町にある「あゆ茶屋」で行われています。 私の知り合いの人の鯉のぼりも、今年は仲間入りしたそうです。 さすがに全国一位の規模には及びませんが、年々増えて、今年はたぶん200匹ぐらい?(ざぶん調べ)かと思われます。 第二の人生を思う存分泳いでください。
ということで、男の子四人のざぶん家(注:パパ含む)は拝まずにはいられません。
天気はあまり良くなかったのですが、その分風は強く、元気はつらつに泳いでおりました。 あまりにも元気すぎて、ロープに絡みつくのもいる始末・・・ どこかの家庭のようですな(汗)