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平成21年1月5日月曜日

クリスマス寒波

 『JR羽越本線脱線事故』を覚えていますでしょうか?2005年の12月25日に起こった山形庄内地方での事故でした。あとの報告によると、当初最大瞬間風速20m/sと言われた暴風が、局地的に40m/sの風が吹き、それは「ダウンバースト」によるものだそうです。
その時の気象状況は、大規模な「寒冷前線」と「爆弾低気圧」による強烈な暴風雪でした。生存者を助けるためにレスキュー隊や地元消防団、JRの関係者がその中で作業し、それを報道し続けたテレビにくぎ付けになったことを思い出しました。

 もともと庄内地方は突風の吹きやすい土地。その年は、毎日のように最大瞬間風速20-30m/sだったと地元の知り合いは言っております。「地吹雪」と呼ばれる横なぐりの強風と決して着雪しない雪が上下左右に吹き荒れるため、車に閉じ込められて翌朝、寒さや車の排気ガスなどで死亡する事故も昔はよくありました。実際には雪のため、道と田んぼとの境ががわからなくなり、田んぼや畑に車が横転する事故は今でも良くあります。

 私の住む村山地域では、風こそ庄内地方よりはずっとましでしたが、70年に一度の大雪により、毎日、早朝6時から雪かき一時間半、帰宅して夜八時から雪おろし二時間という毎日が10日以上続き、毎日へとへとだった記憶があります。街中でマイナス13度を経験したのもこのシーズンでした。

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 そんな事件を思い出させるぐらい、2008年のクリスマス寒波もかなり危険なものでした。

 25日の晩から8日の晩まで大荒れで、羽越本線はその間終日運行取りやめ(前回の教訓もあり、風速の観測点も増やしたりと以前よりも慎重になっている)になったり、強風で車庫が吹き飛ばされたりしました。また、飛行機は勿論、倒木による送電線切断により山形新幹線は止まり、翌日も今度は大雪のため止まり、その翌日は連日のダイヤの乱れからかコンピューターがパンクして止まるという状況でした。

 比較的穏やかと言われる住んでいるところでも、それなりに風の強いところがところどころありまして、ちょうどその日、その言われている場所を通りかかりました。やはり吹雪が荒れておりまして、近くの観測所ではその日は最大瞬間風速22m/sを記録しております。この10-20m/sでも恐怖なのに、2005年の庄内で起こった40m/sなんて想像できませんね。

 でも、そんな寒波押し寄せる中で、時折見せる晴れ間。それが、とても幻想的です。キラキラと雪は舞い、流れゆく雲と寒気の端境が神秘的。そんな光景をアルバムの作品にも見えるかと思います。

 これから山形の冬はさらに厳しくなっていくのか、否か?かなり気になります。

山形の冬2009

2 件のコメント:

ひでお さんのコメント...

ざぶんさん
写真拝見しました。
こりゃモーレツな吹雪ですね。
ノー天気に雪の山形にも行ってみたいなどと申しましたが、やっぱりやめておきます(^^♪。

春はまだまだ先ですが、どう車の運転など気をつけてね。

あたしゃ、ざぶんさんの写真で山形の冬を楽しむ事にします。

Zabun さんのコメント...

>ひでおさん
どもどもありがとうございます。
えー。山形の冬に来て、寒い中雪かきと温泉、そしてグルメツアーと思っていたんですけんどなぁ。

まぁ、仕方ないので、雪の中の幻想的な世界でも撮影しますかな。