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平成20年10月17日金曜日

~ 遥かなる影 ~

ときは1990年代。新宿歌舞伎町の年末の週末は賑わっていた。
きらびやかな照明と金色に輝く入口。店内におかれたジュークボックスからは数々のオールディーズの名曲が流れ、中二階と地下一階をつなぐ階段にそびえるカルーセルが回る店内。

店内は、年中年末のような賑わいだったが、さらに人であふれていた。
歌舞伎町のシンボルでもあった店には、日本人だけでなく、海外から来た観光客も数多く店内にいた。
流れるオールディーズや懐かしの曲を聴きに来る人たちも多かった。
そんなジュークボックスから流れる曲が、POPなオールディーズから落ち着きのあるカーペンターズの曲に切り替わった。
「遥かなる影」・・・しっとりとした曲に切り替わり、私は狂ったような仕事の合間、一息ついた。
一瞬、故郷の清々しい風が私のまわりを吹いていったような気がした。

ふと、店の外を眺めると、都会の雑踏がカメラのピントずらした灯りように、丸くぼけて淡く光っていた。

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今、BS2でカーペンターズの特集を組んでいた。
数々の名曲を聴いているうちに、その曲たちをよく聴いた自分の年齢にフラッシュバックした。

なかでも嫁さんが好きという【(They long to be)Close to you】:邦題『遥かなる影』を聞いているうちに懐かしい顔と青春の思い出がオーバーラップしてくる。
私の視界はたちまちぼやけてくるのであった。

『遥かなる影』(Carpenters 1970)

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