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平成21年9月13日日曜日

世界がもし100人の村だったら・・・

『世界がもし100人の村だったら』(マガジンハウス刊)


「100人のうち52人が女性で、48人が男性です」
「すべての富のうち6人が59%を持っていて、みんなアメリカ合衆国の人です。74人が39%を、20人がたった2%をわけあっています」
「すべてのエネルギーのうち20人が80%を使い、80人が20%をわけあっています」
「20人が栄養がじゅんぶんではなく、1人は死にそうなほどです。でも15人は太りすぎです」
(本より抜粋)


これは、インターネット民話(InternetFolklore)ですが、天文学数字で現実を訴えられるよりも、身近な数字を突きつけられることで、逆に現実味が帯びてきます。


実は、この話、最近受験した「ECO検定」(ただしくは環境社会検定:東京商工会議所主催)のテキストの一番最初に書いてあったのでした。正直、この最初のページでガツーンとやられました。
この資格は、ただの資格試験じゃなくて、環境への取り組みと環境問題の提唱する人を作る試験だと思いました。

事実、その検定を紹介するホームページにこう書いてありました。

~商工会議所ではeco検定合格者を「エコピープル」と呼んでいます。「エコピープル」とは、幅広い環境問題に対する基本的な知識を有し、そこから生まれる問題意識を日常の行動に移そうとしている方々、あるいは既にそうした活動を行っている方々に対する敬意を込めた名称です。~


実は、この検定は「持続可能な社会」を維持するため、2006年よりスタートしました。
今、地球で起こっているさまざまな問題・・・CO2問題、フロンガス問題、公害問題、砂漠化、環境破壊などなどを紹介しています。
また、それに我々はどう立ち向かっているのかということも書いてあります。日本は、環境問題については、多くの公害病の経験から法整備も含めて進んでいます。しかしながら、エネルギーの問題や原材料の輸入国でありながらもごみを減らせないのも事実です。

よく取りざたされている「3R」についても、書いてあります。
1:「Reduce」・・・ごみの減量(過剰包装しない、使い捨てのものを使わないなど)
2:「Reuse]・・・・昔は瓶の回収などでよくあった使いまわしのようなもの、または中古など。
3:「Recycle」・・・言わずと知れた、原材料の使いまわし。
リサイクルというと環境に優しいような気がしますが、本当は優先順位は一番下なのです。

いろいろな知識が、どんどん入ってくるたびに、私の中の危機感が増えていくのでした。
そして、環境に対する不安と試験に合格できるかわからないという不安の二つが絶頂に達する時、この検定の受験をしたのです。

そして、先日のその通知が届きました。
「おめでとうございます。合格です。」

その文を見たとき、合格に対する安堵とこれから背負うECOの十字架の重さを感じました。
これから、時折ブログに環境問題を取り上げていきたいと思います。

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