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平成19年7月16日月曜日

まったりと「天河原」

現在、会社にて一人残業中。「i.Tunes」にて、東京出張で買ってきた「天河原」(てぃんがーら)をじっくりと聴きながら、お仕事しています。
梅雨のどんよりとした夜に、しっとりとしていい感じ。仕事もはかどってます!(^^;

このCDは、「TINGARA」のインディーズの頃の作品。そこいらのCD屋さんでも、なかなか買えないので、念願の「ボクネンズアート東京」に行ってきたときに買ってきました。

私が「TINGARA」に惚れ込むきっかけとなった「夜間飛行」をはじめ、名曲「てぃんさぐぬの花」なども入っています。改めて聴くと、まったりとした晩にはいいね。でも、いつ家に帰れるのかね(涙)

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このアルバムは、琉球旋律に三線と多国籍楽器、そして、コンピューターなどを駆使した現代風のアレンジが効いていると思います。「懐かしいけど、新鮮」「まったりとしているけど、さわやか」など、相反する要素が混在するからこそ、一度聞いたら耳から離れないのではないかと思います。

※(さいきんは、創った人の「ぶはは」が耳から(目から?)離れないんですが・・・)

1:夜間飛行
覚びらじぬうちに 星花ぬ咲ちゅさ
見上ぎするうちに 百花ぬ咲ちゅさ

天河原 島横に 天河原 島横に

渡る群鳥ぬ 河原なてぃ南に
あまからぬ便い 去年ぬ便い

なまん持ちがぶたら なまん持ちがぶたら

風や風なとてぃ 雨やまた雨やりば
雲や雲なとてぃ 星や星々とぅ

なまんあたる事に なまんあたる事に

「ボクネンさんの作詞と作曲、TINGARAのアレンジという素敵な曲です。TINGARAを代表する曲かもしれませんね。私もこの曲と出会って、人生が変わりました(笑)。
ともかく、南の島の、星と海にぴったりと合ういい曲です。」

2:てぃんさぐぬの花
てぃんさぐぬ花や 爪先に染みてぃ
親ぬゆし事や 肝に染みり

夜走らす船や にぬふぁ星目当てぃ
我ん産ちぇる親や 我んどぅ目当てぃ

天ぬ群星や ゆみばゆまりしが
親ぬゆし事や ゆみやならん
いち足らん事や ちゅいたれいだれい
互にうじなてぃる 年やゆゆる

宝玉やてぃん 磨かにばさびす
朝夜 肝磨ち 浮世渡ら

「沖縄のオーソドックスなナンバーですが、すごくTINGARA色に染まってますね。ガムランと三線とカラカラの音がいいですね。」

3:IN THE WOODS ~国頭大福~
~インストゥルメンタル~

「ガムラン基調の温い感じの曲。三線の見せ場(?)ありって感じですかね?」

4:べーべーぬ草刈いが
いったーあんまー まーかいがー
べーべーぬ草刈いが
べーべーぬまさ草や 畑ぬ若ミンナ
あんぐわぁーそーてぃ

「短い詩が繰り返されます。べーベー(やぎ)だけにかわいらしい曲ですね。時々、曲のなかに流れ星が流れます。」

5:Interlude ~花風~
~インストゥルメンタル~

「夜の空の星の瞬きのような曲です。三線のダブルな感じがいいですねぇ。」

6:月ぬ美しゃ
月ぬ美しゃ 十日三日
みやらび美しゃ 十七ち
ホーイーチョーガー

東から上りおる 大月ぬゆ
沖縄ん八重山ん 照らしょーり
ホーイーチョーガー

あんだぎなーぬ 大月ぬゆ
吾がけーら 遊びょーら
ホーイーチョーガー

「ちょっと古風なイントロ(オルガンぽい感じのところ)が、海に浮かぶ月の感じがします。一転して、きらやかなメロディと素朴な琉球の旋律。ツグミさんのボーカルが変幻自在に変化していく様が月の変わりゆくさまにも似てまどろみます。」

7:上い口説
~インストゥルメンタル~

「最初のピアノの旋律が心地よい曲ですね。映画のワンシーンのようなはじまりです。そのあとが琉球の旋律に変わるというアレンジ。どこからそんなアレンジが出てくるのふしぎですね。」

8:波ぬ花
午や走風 海ぬ頂たち
波ぬ花咲ち 千鳥いち通い
人やひとぅ故 人に想あり
互に互そてぃ 何時までぃん
覚びらじに時間や経ち

干瀬に泡立 潮花ぬ如に
時ぬ間に散りる 想いやりば
鳴ち飛ぶる千鳥 恋ぬ綾織ゆみ
焦がりゆる人に 伝言持たさ

花と咲ちゅしん 散りてぃちゅしん
潮花咲ちすい 一瞬ぬ美らさ
何時何時までぃん 愛さ愛さとぅ
心かさにてぃ さらいくまでぃん
覚らじに時間や経ち

裸足かなぎやい 波に戯りる
みやらびぬ髪に 夏ぬ夕風
波ぬ歌垣や 風の言信
恋ぬ業ゆいか 肝にかかてぃ

「ボクネンさん作詞、りんけんさん作曲のりんけんバンドの曲をTINGARAアレンジで味付け。元歌とは別物ですね。しかし、アレンジが変わっても、歌詞が変わらず力強いのはすごいですね。」

9:恋ぬ花
庭や雪降ゆい 梅や花咲ちゅい
無蔵が懐や 真南風どぅ吹ちゅる
無蔵が懐や 真南風どぅ吹ちゅる

今 降ゆる雨ん 雲に 宿みそり
里が花ぬ島 着ちゅる間や
里が花ぬ島 着ちゅる間や

ぬがし我が庭や 梅や咲かそてぃ
毎夜うぐいしぬ 通てぃ鳴ちゅが
毎夜うぐいしぬ 通てぃ鳴ちゅが

「琉球の民謡らしい曲です。でも、TINGARAアレンジのせいか、別の国の音楽のように聞こえます。重ねどりのボーカルと旋律がまどろむような不思議な感覚を呼び起こします。」

10:与那国しょんかね
~インストゥルメンタル~

「密かに大好きなこの曲。RadioTINGARAでもよくかかっていますが、プラネタリユムにもぴったりなとても良いアレンジと旋律です。浜辺で寝転び、流れ星でも眺めながら聴きたいなぁ。」

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

おお、さすがすごいボリュームですね!
私も「天河原」好きです~
沖縄に行くと何気にあちこちでかかってますよね~♪

Zabun さんのコメント...

>さおたんさん
コメントありがとう!
沖縄では、スタンダードアルバムなんですねぇ>「天河原」
このアルバムはTINGARAの原点というだけあって、飽きないのかなぁ。民謡のアレンジだから地元の人も聴きやすいのかなぁ。
わたしとしては、まったりと聴けるからいいんですよねぇ。

でも、最近の「風の旋律」以降のTINGARAの音楽性もいいと思うんですよ。たぶん、表現力のレベルが高くなって、そして幅が広くなったのではないかと。

そこで、今度の製作中のプロジェクトが、「天河原」よりもずっとポテンシャルが高いものができるような気がするんですよねぇ。

さらに、音楽の人脈もパワーアップしてるし(^^)
だから、「天河原」を超えるスタンダードアルバムになりそうな予感です。

以上、応援ファンの持論でした。