「北斗星」に「彗星」「銀河」「明星」・・・これなぁんだ?
「北斗星」「彗星」「銀河」「金星」「あけぼの」「あかつき」「明星」・・・
星ネタ続きだから、天体の話題と思った方もいるかもしれませんが、このあと、
「冨士」「はやぶさ」と続くと、わかった方もいるでしょう。
そんなあなたは、十分に鉄分が足りてます。
そうです。駆ける「蒼い翼」こと「ブルートレイン」のことです。
(ネタ提供・・・かわむつ先生)
遠い昔、私の鉄分もいい感じにあった頃、ブルートレインはあこがれの的でした。
東京に特急やら夜行列車で行くのが当たり前の時代、ホテルのような居住空間や食堂列車で贅沢に東京に向かえるブルートレインはあこがれの的でした。
そのブルートレインですが、その歴史にまたひとつ終幕が訪れました。先日3月13日で『冨士』『はやぶさ』がラストランとなってしまったのです。東京駅発の定期の機関車牽引列車のダイヤは、これで消滅だそうです。それを知ったのは、なぜかTINGAR経由でございました。
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話せば長くなるのですが、まとめると、
TINGARA応援団仲間の「かわむつ」先生と「まっちゃん」先生の二人が、ボクネンズパーティ(不定期に行われるTINGARAのひでおさん主催のパーティ)にて、3月13日のブルートレインのダイヤ改正に伴う廃止が協議されました。この二人の先生は、筋金入りの鉄道マニア(通称:鉄ちゃん)であり、その情熱と熱意と模型を愛でる二人に、いたく感動し、共感したTINGARAのマドンナこと「つぐみ」さんがそのラストランを見るべく約束させられた(!?)のでした。
下見もこなし、そのラストランを撮影&録音しようとした、TINGARA応援団鉄道マニア部隊+TINGARA歌姫のユニット(通称:鉄組)に、録音のエンジニアとして、プロのミュージシャンとして黙っていられなくなったTINGARAのひでおさんも巻き込みながら、その当日「RadioTINGARA」の録音までこなすことになったのでした・・・
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ここまでの経緯が面白く、ブログでじわじわと盛り上がる感じに(違う意味で炎上?)、私も熱くなってきたのでした。
参考ブログ
つぐみんぐ:
ブルートレイン『冨士・はやぶさ』レポート
録りました!ブルートレイン『富士・はやぶさ』ラストラン
まっちゃん酢:
寝台特急「冨士・はやぶさ」よさらば・・・
そして、何よりも、その情景を音に閉じ込めた【RadioTINGARA】(特別編40分拡大バージョン)が、鉄ちゃんでない(と思う)我々にも、感動を与えてくれました。最後の汽笛は心の裏側にまで浸み渡ります。
まさに、映画銀河鉄道999の最後の城達也の名セリフ、「今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る。今、万感の思いを込めて汽車がゆく」・・・そんな感じでした。
RadioTINGARA:
ブルートレイン『富士・はやぶさ』のラストランを脅威のバイノーラルサウンドでお届けします
それを録ってくれたひでおさん、いやいやながらもきちんと心まで録ってくれました。その場にいた人たちになりかわって、お礼を言わせてもらいます!
ひでおちゃんねる:
寝台特急『富士・はやぶさ』/驚異のバイノーラルサウンドでお届け
ありがとう!ひでおさん!
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あー、書いていて鉄分が補給されました(笑)
最近見たニュースで、ブルートレインの給水装置は、いまだ紙袋に水を注ぐタイプでしたね。それをみて、さらに郷愁感があがりました。あの、紙袋の水ってなんでもないんでしょうが、弁当ともに買ったお茶や冷凍ミカンと同じように、汽車や特急に乗ることができるという特権だったんですよね。
http://mainichi.jp/select/wadai/graph/hayabusafuji/(毎日新聞社のブルートレイン特集)
そして、さらに記憶が遡ります。
私が高校時代、東北方面からの終着駅は上野でした。上野駅は昔の駅舎で、鳩が多く住み、懐かしいような古びたような温かいような、人生の思い出が染みついた駅でした。故郷を出て東京に向かう新幹線に乗って、雪残る山形を後にして、孤独感に憂鬱になりながら桜咲く上野に到着。右も左もわからないままにおのぼりさんは東京に来たのでした。
最近、地元ローカル線に昔走っていた汽車が戻りました。あるイベントで実現したのです。40年ほど前に走っていた汽車C11を、JRが眞岡鉄道からお借りして、わざわざ「おかえりなさいC11」というイベントを開いたのです。そのイベントのラストランの時にビデオ撮影していたのですが、その最後の汽笛の長いこと!そして、それを聞いているうちに、その汽笛が「ありがとう!さようなら!ほんとにみんなありがとう!ぼくを忘れないでね!」といっているように聞こえて泣けました。(また見てみるかな・・・)
今回のブルートレインのラストランの汽笛も、同じようにいろいろな熱い思いが詰まって聞こえたものですから感動するのでしょうね。(涙)
そして、その記録をしたTINGARAの二人に感謝し、挿入曲に使われた「蒼い翼」の妙に改めて感動しました。
拝(-人ー)
13 件のコメント:
なかなか読み応えがあるエントリーでした。
素晴らしい。
で、ざぶんさんも、鉄分多い人だったんですね。
なるほど。
ぶはは。
ありがとね。
「紙袋の水」懐かしいです~
読んでいてしみじみしました。
さおたんのしっぽにリンクさせて頂きました♪
「紙袋の水」懐かしいですね。
あれ、スライドフィルムを保存するのに良いと行って持ち帰っていた鉄がいました。
私も東北生まれですが、郡山だったので、寝台を利用する距離ではありませんでした。それでもわざわざ仙台まで行って、「新星」に乗ったり、新庄まで戻って「津軽」乗ったり…。もっとも思い出深いのは、大雪の時の寝台特急「あけぼの」。特急だけあって定時運転確保の為、ED75700番台の重連になりました。国鉄時代ならではの気合いの入った運転でした。最近はすぐに運休になっちゃうけど…。
↑かわむつです。
>ひでおさん
お褒めいただき、ありがとうございます。
マニアまでいけませんが、好きなんでしょうね(^^;
私の場合、情景とか旅という意味で鉄道好きだと思います。時間がたっぷりあれば、鉄道でのんびり旅行したいかも。北斗星はあこがれですね。
>さおりさん
紙袋懐かしいですよね。紙コップじゃないんですから。昔は、トイレの底から線路が見えたような気もしますが、どうだったかなぁ・・・
リンクありがとうございます!
>かわむつさん
匿名でもかわむつさんだとすぐにわかりました(笑)
ED75700を調べてみるといろいろ思い出しました。昔は、「つばさ」など、山形駅で牽引車の交換、福島で交換と三種類で牽引していたんですね。「あけぼの」の運休しないための重連なんかもすごいですね。今思うと圧巻です。
ラッセルで雪をかきわけるシーンも素敵ですが、重連で豪快に突き進む姿も見てみたいです。
今年はどうかわかりませんが、C11運行の時には、遊びに来てください。バイノーラル部隊を連れて(笑)
それとも、冬の日本海、特急「いなほ」ツアーも痺れそうですが・・・(--;
「あけぼの」でまっすぐ酒田もいけますしね。
汽笛に意思と心があるように感じますね。
こんな感動もあるのかーと新しい発見でした。
極秘情報??
つぐみさんがSL乗りたいって言ってましたよ。「蒼い翼」の次は「黒い煙」??(笑)
山形駅、米沢駅は本当に良く通いました。急行「津軽」と寝台特急「あけぼの」を撮りに。特に「あけぼの」の牽引機は上野~黒磯間EF651000番台(宇)、黒磯~福島ED751000番台(青)、福島~米沢ED78(福)またはEF71(福)の重連(ED78+EF71もあり)、米沢~秋田間ED75700(秋)、秋田~青森間 ED75700(秋)(秋田での前3両切り離しの関係の機関車付け替え)と4回機関車が変わる列車でした。
今は魚の研究の関係で酒田、象潟には毎年良く通っています。
素晴らしいです!
ざぶんさんの鉄分が熱く感じられました。(^O^)
駆ける「蒼い翼」ブルートレイン。ステキですっ。
掘れば掘るほどみんなの思い出が出てくるようで嬉しいですネ。
ただ「紙袋に水」というのが何かわからないのが悔しいです・・(笑)。沖縄人にはまだまだ知るべき世界があるようです・・・
リンクもありがとうございました♪
>sakiちゃん
そそ、汽笛にも声があるんですよ。
ぐっときますね。
やはり、いいものはいいっす。
音のおとぎ箱には、まだまだ楽しみがありそうです。
>かわむつさん
あ、そうですか!>SL「黒い煙」
つぐみさん連れてきてくださいね。
でも、D51の雄姿の方がいいのか、貴婦人のような可憐な方がいいのか・・・かわむつさんにおまかせします。
でも、最後はやっぱり音がきれいな方がいいでしょうね。
牽引車ですが、話を聞く限り、福島、山形、秋田あたりは鉄道ファンにとっては楽しい場所だったんですね。
私の田舎の終着駅にも夏休みになると、結構親子の訪問が多かったです。
>つぐみさん
いらっしゃいませ!
『駆ける「蒼い翼」ブルートレイン』なかなかいいフレーズでしょ(^^)
今も汽笛の音聴きましたが、みんなの「ありがとう!」が一斉にかぶるあたりがうるうるきます。
あら、紙袋コップ知りませんでしたか。失礼しました。
ここに写真がありました。
http://mainichi.jp/select/wadai/graph/hayabusafuji/
この中の、これが紙(袋)コップですよん。
http://mainichi.jp/select/wadai/graph/hayabusafuji/72.html/
※↑表示がうまくならないので、三回目。72のあとに、htmlついてない場合は付けてね。
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