里の秋(3)
仕事の帰り、いつも通る幹線道路を外れて山あいの集落を抜ける道を通りました。
田舎らしい風景とまだまだ秋の小春日和を楽しむ花たちに出会いました。
通り沿いの畑には、薄紫の花と黄色の花がたくさん咲きほこっています。
でも、この畑にある花は見て楽しむために植えているのではありません。
山形を含む東北と新潟では、花を食する習慣があります。
これは、そのひとつ、「もってのほか」という食用菊です。
食用に作られているので、苦さがほろ苦い程度になり、逆に甘みがあります。
おひたしや酢の物にして食べるのが一般的です。
とても甘くて、ほろ苦くてさっぱりしていて、何よりも花を抜ける香りがいい。
黄色の菊においては、天ぷらなどにして食べる習慣もあります。
私の好物でもあり、菊の花のおひたしに獲れたての枝豆をちりばめたものは、「おひたしの女王」だと思います。
持論ではありますが、この食用菊、「食感」と「香り」と「見た目」と「味」を楽しむ食べ物だと思っています。なかなかそんな風情のある食べ物はありません。一度お試しあれ。
さて、今見事に咲いているのダリアでしょうか?花の名前は詳しくありませんが、そんな私もこんなにきれいな花だったのか!とカメラを向けてみました。
今年最後の良き季節を謳歌している花たち。
間もなく、木枯らしが吹き、雪に閉ざされる季節がやってまいります。
4 件のコメント:
「もってのほか」って名前だとは知りませんでした。
菊の花おいしいですよね~。食べると落ち着く、って感じ。
懐かしい〜。子供の頃はこれがイヤで泣きながら食べた記憶が。。。その後すっかり食べられるように。。。
ダリアも食べれそうな。。。。
>イナセなギンポさん
おぉありがとう!菊の花を理解してくれる人がおりましたぁ(^^)
そうですね。食べるとよく眠れそうですよねぇ。朝から食べて眠くなってはまずいのですが・・・がはは。
>大工のハルさん
どもども~。
子供の頃って、苦いものだ目だったよね。ピーマンもそうだけど、田舎に行くと、「ふきのとう」「うこぎ」「山菜」「あけび」「菊」などなど、ほろ苦いものオンパレードだもんね。
最近おいしく感じるから、やっと大人になったのかな?(^^;
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