桜から色を考える
前回の話題で、桜色と朱色の組み合わせがいいねとコメントがあったので、
今回は、桜と色の話。
普通に桜をカメラで撮ると、一般的にこのような色あいになるわけで、
桜色+緑(少々)+空色となります。
あとはバランスの違いでして…
そこから、緑をひくと、
日本人が好む桜の満開(厳密には満開の一歩手前のような・・・)になります。ただし、これは、ソメイヨシノとかの場合で、八重桜みたいなのは、かならず葉っぱの緑がおまけされますね。(桜餅の葉っぱ)
意外と、バックが暗めでも桜の花びらの色がよく出るので、
とか、
とか、
なんかもいい感じになります。
良く菜の花(黄色)と桜と空色との構図がありますが、その組み合わせも黄金律だと思います。
私の場合は、タンポポで表現して見ました。
結局思うに、
「淡い色でパステルカラーでのバランスを取るか」「補色のようなコントラストの色遣いで、大胆に表現するか」なんでしょうね?
人の目を引く作品を作るには、「意図のある構図」「新鮮で旬な素材」「主題にあった色のバランス」「表現にあったコントラスト」、そしてそれらを取りまとめる「センス」が必要となるわけです。
なおかつ、人目を引くにはシンプルさが大事ですから、最小限の素材で勝負する腕も必要なわけで・・・この世界、とても奥が深いです。
あとは、勝負する度胸(ギャンブル性?)も必要か?(笑)
4 件のコメント:
わ〜凄い勉強になります。
京都で桜を見てとっても感動しました。
わしの場合は、
「あの〜すみませ〜ん」と
暖簾(のれん)をくぐる感じを探していました
それが これです。
http://farm1.static.flickr.com/
49/138942718_df4d12fa59_o.jpg
傷心な私の「心」が出た一枚です。
桜は、何でも似合う被写体ですね。
すんません
最初のコメントに URLが違ってたので
削除しましたー すんません
>chojiさん
はーい。いらっしゃいませ!
リンク先の作品、いいですね・・・しっとりとして。
暖簾ですかぁ。なるほど。
私は、この写真を見て勝手に妄想をふくらませてしまいました。
~古き時代の京都の安宿の二階。寒い春の日に、一晩限りの連れが窓をあけた。起きたばかりの自分は、くるまった布団の中から外の桜を一緒に見ている・・・~
なんて風情をイメージしちゃいました。そんなことをイメージさせる艶っぽい目線はさすがchojiさん!(笑)
んー。なんだ。リンクが切れますな。
これも、グーグルが落ちたせいか?
chojiさんのリンク
http://farm1.static.flickr.com/49/138942718_df4d12fa59_o.jpg
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