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ラベル 長屋和哉 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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平成23年2月13日日曜日

まるでSilentGarden

まるで長屋さんの世界。やっぱりまだ降るのね。二月だから当たり前か。

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平成23年2月7日月曜日

Skyward the Spirit,Earthbound the Soul 「魂は空に 魄は地に」


帰宅したら、長屋さんからCDが届いていた。

待望の再販CDである。廃番になったCDが再版されるというのが奇跡的である昨今、大変うれしいことである。この調子で、「すべての美しい闇のために」も再販されて欲しい。

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そのCDを聴く前に、同封されていた手紙と写真を見ていた。


『(前略)
魂は空に、魄は地に

これは私の至上の呪文である。
やがて私のいのちが尽きて、虚空に霧散する時、叶うならば私の魂も天に帰り、
そして私の魄は一切の我執と苦悩と悲痛を解き放って、
水のひと雫のように、
雪のひとかけらのように、
この地に溶け込むように還ってほしいと思うのだ。

魂は空に、魄は地に

水のひと雫のように。雪のひとかけらのように。』

この人の魂魄は我々の次元の違うところにあり、私達が何を語ろうとも救えないところにあるように思えた。

恐らく、長屋さんの中には、暗くて美しい闇があり、そこには絶え間なく雪が降り続く。
そして、降り積もった一切の音を吸収する厳寒の中に、長屋さん自身が身を置いているのであろう。
長屋さんの闇と無音と極寒は、我々では考え及ばぬほど、深い。
そして、孤独だ。
ブラックホールのような空間を胸に秘めたまま、どこに向かっていくのだろうか?

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『音によって、音のない世界を表現すること」と定義づけられたこのCD。私も、長屋さんの無音の世界に引きずられたようである。
長屋さんには、出羽三山神社の中でも、「月山神社=月読命・阿弥陀如来の世界」がイメージ的には合うような気がした。

平成23年1月11日火曜日

待ってました!

昨年、IslandGalleryでライブを観た長屋和哉さん情報です。

長屋和哉さんの絶版だったCDが再販されます。
『魂は空に 魄は地に』

もちろん、予約しました。まだまだすべてのアルバムをコンプリート出来ませんが、頑張ります(笑)『すべての美しい闇のために』も再販、よろしくお願いします。これを聞きながら、同名のエッセーをもう一度読みたいです。

ところで、
私の遙かなる妄想、
「月夜の下で心地良い音楽を聞きながら酒を呑む。春夏秋冬、花鳥風月」

この構想に、彼の曲も入ってます。(あ、もちろんTINGARAも外してませんよ:笑)
この構想にお付き合いいただける方募集中。


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(以下、メールより抜粋)


2011年2月10日、多くの方よりリクエストをいただきながらしばらく絶版となっておりました長屋和哉のサードアルバム『魂は空に 魄は地に』が再版できることとなりました。

本作リリースから、ちょうど10年。その間、収録曲「かみくら」は、映画『地球交響曲第7番」のオープニング曲にもなりました。アルバムリリース2月10日に先立ち、1月10日より先行予約を開始いたします。

先行予約のご注文を頂いた方には、もれなく長屋和哉のサイン入りCDとメッセージを添えてお送りいたします。

『魂は空に 魄は地に』の詳しい情報は http://www.ame-ambient.com/news/soul.html に掲載されております。またCDお申し込みは同HP、http://www.ame-ambient.com/cd_shop.html よりお願いいたします。

平成22年9月20日月曜日

Silent Garden

9月12日、CDのアルバムが届いた。長屋和哉氏の五年ぶりの待望のニューアルバムである。
タイトルは、『Silent Garden』。



梱包をときほどき、早速CDを出してみる。ジャケットの写真に目が止まった。おそらく冬の八ヶ岳近郊の森とどんよりとした雲に閉ざされた空の写真であるが、それを見た瞬間、自分がその冷厳の森の世界に連れ込まれた。よく、冬はモノトーンに例えられるが、実はそうではない。光の加減では青くも紫でもある。そんな森の静寂の中で、冬特有のピンと張り詰めた空気を感じ。時折舞い降りる雪を感じながらCDを聞きはじめた。

「・・・静寂の森に、音もなく雪が降り積もるように、静かに舞い落ちる音たち・・・」(説明文より抜粋)

まさしく、そんな感じだった。

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長屋氏は、TINGARAのHideoさんから紹介された。最初は、Hideoさんのホームページで。
長屋氏が出したエッセー本、「すべての美しい闇のために」と氏の紹介だった。そのタイトルに打ちのめされた。なんて美しいフレーズで、なんて深い闇を感じさせるのだろうと。闇のコントラストをアナログで表現できる人はそうそういない。
それからしばらくして、今年、その本人とお会いできる機会があった。Hideoさんの主催するギャラリーでのライブがあったのだ。その日、ライブの後、バーボンを酌み交わしながらいろいろな話をした。さらに、本人に会ったことで、さらに惹かれていった。
東京の夜景をつまみに、大好きな人たちと飲む酒はうまい。
いずれ社交辞令的に交わした約束を何とか果たせまいか、現実的に考えている。

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そんな記憶をたどりながら、ジャケットをめくった。サインとともに、奏でた詩が脳天を震い起こす。
その中の一節、
~ 記憶は水底で色彩を失う ~
に、目が止まる。
近くを流れる川底に横たわる、鱒の目を思い出した。色あせて白くなった目。それが私を見ていた。

そして、『Realm of the North』から音が雪になって深々と降り始めた。

長屋氏の音楽は、流し始めると結界を張る。そして、日常とは違う異次元に誘う。
その世界では、虚無感、孤独感、無力感を感じる。そして、すべての鎧を脱いだ自分が、その空間で自分を認識する。私は一人の虚無僧となり修行を思い出す。長屋氏の音楽をそんな風に私は感じている。

まだまだ、このアルバムは聴きはじめたばかりだが、北の人間が普段感じる冬が捉えられていると思う。猛暑が過ぎたばかりだが、私の中には冬の森ができた。

平成20年7月15日火曜日

アンビエントなギャラリートーク



私の敬愛する『TINGARA』は、アンビエントミュージック界の草分けであります。
最近では、TINGARAミュージックの特徴でもあった琉球旋律から離れたニューアルバム、組曲「命の森」(2008/8/7発売予定)を発表するなど、その曲調もさらにワールドワイドで地球規模なものに高めています。

さて、この「アンビエントミュージック」の定義は、かなりあいまいのような気がします。「アンビエントミュージック=環境音楽」という世間一般的な定義ばかりではなく、ブライアン・イーノが言う「意識しても聴けるが、無視しても聴ける音楽」ということを捉えると、アンビエントミュージックはイージーリスニングの類であり、ヒーリングミュージックとは重なるジャンルでもあります。
「意識しない」ということで聴ける音楽は、BGMとしては最適な部類であり、私自身、アンビエントミュージックを中心にプラネタリウムのBGMや診察のBGMなどをいろいろな方々に紹介しております。

そんなアンビエントミュージックですが、無意識で聴けるモノでありながら、グッと心が引き込まれる作品もかなりあります。聴いた後に、「この曲誰の作品?」と気になる感覚です。
そういった曲は、ユーザーが「癒し」や「リラクゼーション」などの目的で買い求め、それらが収録された「Feel」「Image」「Essence」などのコンピレーションアルバムを買った方も多いと思います。
そして、そのアルバムに収められたいろいろなアンビエントミュージシャンたちを知り、『ウォン・ウィン・ツァン』や『ジョー奥田/NSO』、『AndreGagnon』や『TINGARA』、『Adiemus』『Enigma』など、そのミュージシャンたちが奏でる世界観にさらに引き込まれるファンが生まれるのでしょう。

そんなアンビエントミュージックの中でも、ひと際個性的な音楽家達もいます。その中の一人が、『長屋和哉』氏です。スピリチャルミュージックに近いサウンドでもあり、とても澄んだ汚れない音を醸し出します。長屋氏は『TINGARA』のイシジマヒデオ氏の友人でもあります。そんなこともあり、注目すべきミュージシャンの一人となったのでした。

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長屋和哉氏:
「ガイアシンフォニー第4番」「ガイアシンフォニー第5番」(監督・龍村仁)に楽曲を提供する、アンビエントミュージックの個性派ミュージシャン。おおたか静流(歌手)やスーザン・オズボーン(歌手)など、著名なミュージシャンとも共演している。ゴングやシンギングボウルなど金属製打楽器、揚琴などを使い、オリジナリティあふれるライブを行う。その音色は、高原の夜の空気のように澄んでおり、その旋律は切なく心の奥深くに浸みこむ。私は、長屋氏の作品を聴いて、「涼しく澄んだ空気の中、漆黒の闇の中に咲く鮮やかな蓮の花」をイメージした。孤独感と美しさと研ぎ澄まされた感性を感じたのである。TINGARAとはフィーチャリングも度々重ね、「うなさか」以降アルバムにも時々、そのサウンドを提供している。

最近では、UKのトランス系アルバム"Tranchillizer"にも"Naaga"という名前で参加し、"Pray"という曲を提供している。また、9月には、ディジュリドゥー奏者"Knob"氏と、八ヶ岳でライブをするということです。(TINGARAファンの方々なら、以前にTINGARAとコラボしたKnobさんはご存じの方も多いと思います。長屋氏同様、地球交響曲第六番に出演しています)
2007年11月には、長屋和哉氏のエッセイ集『すべての美しい闇のために』(春秋社刊) が発売されました。
http://www.ame-ambient.com/

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その『長屋和哉』氏と『TINGARA』が、明治神宮にてトークライブをすることが決定されました。

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日 時:7月19日(土)15時~
場 所:明治神宮文化館 宝物展示室
料 金:展覧会への入場料のみ
ゲスト:イシジマヒデオ氏[TINGARA]

▼今後の予定
7月20日(日)15時~   iBOKUNEN公開収録(ボクネンズアート東京 さおりさん&さきさん)
7月21日(月・祝)15時~ 米盛つぐみさん(TINGARA)

<8月予告>
8月 2日(土)15時~   長屋和哉氏(音楽家・映画『地球交響曲第6番』出演) ※奉納演奏あり

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ぜひ、このアンビエントなミュージシャンたちの、アンビエントなギャラリートークを聞きに行ってみてはどうですか?