東京家族漫遊記:第七章「東京ってすごいね」
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東京家族漫遊記:序章 からご覧ください。
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さて、明治神宮を後にした我々ですが、原宿駅に着く頃には、雨も結構降ってきました。
傘が小さくて二人に一つではあまり役立たずです。それにもかかわらず、さらに大粒の雨になってきましたので、みんなで駅に駆け込みます。
雨をぬぐいながら、パパは切符を買いに走ります。切符を子供たちに渡しながら、自動改札の入場の仕方をまた教えました。
子供たちは、自分で切符を入れて、自分で取りだすというミッションが、アトラクションみたいで楽しいようです。
「うん、わかった!」
と珍しく言うことを聞きます。
そして、ちょうど入ってきた山手線に乗りこみ、池袋方面に向かいました。
その電車に揺られ、子供たちの顔を見ながら、私たち夫婦はあることを話し合っていました。
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それは、TINGARAのひでおさんが言った「子供進化論」(こんな名前でしたっけ?(^^;)です。
ひでおさんが、ボクネンさんに聞いた話では「長男→二男→三男と進化していく」という話でした。
嫁曰く、
「顔のつくりからすると、三男がイケメンなのは、そういうことなの?」
「そういうことを言ったのか?」
ちょっと違うような気もしますが、なんとなくそう言わればそう?
でも、結構、努力で成果を上げている長男もいます。
あ、それは、努力しないと才能が開花しないのか?(笑)
どっちにしても、進化の元となる原人は私ですから、そこから進化発達したとしても、世の中の予想の域を超えはしないでしょう。残念!・・・・はぁ~。自分で突っ込んで、さらに虚しい(--;
ところで、ひでおさんは長男だと言っていましたが、弟がひでおさんを上回る進化を遂げたとしたら、どんなことになっているのでしょうか?
ボクネンさんの子供たち、長男の太一君はネット知り合いになりましたが、他の弟さんたちはどうなの?
けっこう、他人の意見に左右されてしまう私たちのようです。
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そんなことを嫁さんと話しながら山手線は、新宿に到着しました。乗ってくる人ごみを見渡すと、傘を持つ人が多くなってきました。窓の外を凝らしみると、窓から見る新宿のネオンの下で、色とりどりの傘がクルクル回っています。本降りになってきたのでしょうか?
昔、私の青春時代を過ごした街を家族と眺めながら、電車は雨で暗くなった街を横切っていきます。
懐かしの戸田野球場も見えました。あそこで野球の試合もしましたね。あの頃のユニフォームのネームも「ZABUN」だったのを思い出しました。そして、高田馬場につきました。
「高田馬場~」と駅員さんがマイクでしゃべっています。
駅員さんの真似をして、パパが、
「たかだぁのばばぁ~」
というと、
「パパ、婆ぁ?」
とうれしそうに子供たちが聞いてきます。東京じゃ面白くないギャグも、田舎育ちの彼らにはつぼにはまった面白いギャグのようです。ゲラゲラと笑っていました。
そうこうしているうちに池袋につきました。8月17日は学校などは夏休み中とはいえ、会社が始まっているところもあるでしょう。帰宅する人たちも多くなってきました。迷子にならぬよう、パパとママは子供たちの手を握りながら駅の改札を出ました。
そして、先ほど預けた荷物を取ってこようかとロッカーに向かうと、ママが、
「ちょっとお願い!」
「ん?何?」
「帽子買いたい!」
さっきのSEIBUのバーゲンを思い出したのでしょう。
普通ならダメというパパですが、東京まで来てママの楽しみが何もないのもかわいそうなので、快諾しました。
その買い物の間、買い物には邪魔な子供たちを連れて、パパはトイレ探しの旅に出たのでした。
ご存じのとおり、池袋のSEIBUは縦長で、結構歩きます。ママの買い物している階はレディース専門なので、男性トイレがないのです。ですから、ぐるぅーっと回らないといけないのです。
で、トイレから帰って来ても、まだ決まらないようです。階段でぶらぶらと子どもたちと遊んでいるうちに、ようやく決まったようです。お会計をして、今度はロッカーに向かおうとしたら、
「あ、こっちにも安いのがある!」
とママが言いました。
「えー!」
と、男どものブーイングの嵐で、その場は流しました。
そして、雨も降っていることですし、ロッカーから荷物を出して、サンシャインに一番近い出口から、上に出ました。
そして、外に出たら・・・・!
すごい集中豪雨!
子供たち曰く、
「東京ってすごいね!」
間違ってるぞ、君たちの認識!
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