東京家族漫遊記:第三章「傘クルクル、ヒデオさんキラキラ☆」
展示室から降りると、外は小雨模様。小雨というよりは霧雨?
この雨がにわか雨なのかを確かめるために携帯電話の雨雲レーダーでチェックすると、一過性のものではないようだ。
だったら、念のため傘があったほうがいいねとママと話し合いました。
展示室の一階には、先ほど食事をした休憩所とお土産屋さんが入っている。ちょうどお土産屋さんに傘が売っているようなので、ここで買うことにしました。
雨が降ってきたので、大量に展示中です。その売られているのを見ると、何種類かあるようです。
大きい透明の傘と折りたたみのカラフルな傘。どちらをとるべきか・・・・
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山形に帰る時、雨が止んでたら折りたたみの方がいいよね。
折りたたみ傘も、小さいけどコンパクトなのと普通のとどちらがいい?
軽い普通のタイプには、ママの好きな色の赤がないのか。
じゃ、平たくてコンパクトのタイプにするね。
パパもママとお揃いのものにしようかな?
でも、パパはね、二人のラッキーカラーの緑にしようかな。
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パパとママは子供そっちのけでラブラブのお買いものモードになっています。昔あったマンガ「キックオフ」(作:ちば拓)のような状態ですな。(このマンガ、知らない?)
そこへ割り込むかのように、「ドンデンドン!バン!ババン!ガラガラガラ!」
二男と三男の二名が、売り場に置いてあった「でんでん太鼓」を狂ったように鳴らしあっています。
(そんなに頑張って鳴らさなくても・・・(^^;)と思うぐらい、本気モードで競い合ってます)
「静かにして!」
今回はママが声をあげております。
(ざまぁみろ!お前ら!邪魔するからだ!)
と半分子どもと同じ思考回路のパパであります。
さて、折りたたみ傘を二本買いました。(ここが重要です。これが実は、良くも悪くも運命の分かれ道に・・・)
傘をすぐ使えるように売り子のお姉さんにお願いし、袋から出してもらいました。そして、その傘を早速さしながら明治神宮の本殿に向かいます。版画家『名嘉睦稔』さんのライブトークが行われている社務所も同じ方角です。
奉納された大きな酒樽やウィスキー樽を見上げながら、鳥居を目指します。神宮の森が雨をさえぎっているので、木の下ではあまり雨は当たりません。私たち大人はそこを選んで歩いているため濡れないので、子供たちが傘を持ちます。
今回の旅行は、ムービーでほとんど撮っていたのですが、子供たちの雰囲気がおもしろいのでカメラ撮影してみました。
きれいな傘が動き回っています。傘が目印になるので、どこにいるのかわかりやすいのです。
今回の旅行の服装は、ママがコーディネートしております。そのせいか、子供たちのTシャツの色は長男は青、二男は黄色、三男は赤と、信号色でコーディネートされているようです。
後でママが発見したのですが、傘とTシャツの色を良く見てください。二男と三男の来ているシャツと傘の色、見事に補色になっているでしょ(笑)
パパがいろいろと撮影している頃、彼らは虫を見つけ、堰に沈んだミミズを憐れみ、セミの研究をしている長男は「クマゼミいないかなぁ」と森を見上げております。
清めの水で、身を清めます。(彼らの人生が汚れているとは思えませんが、手は汚れているはずです)
家族みんなで、手を洗い、口をすすぎました。が、早速手をついて汚して、また手を洗って・・・
まぁ、一回清め方を教えたので、勝手に自分たちでやっているようです。
でも、日本人はこんな小さいうちから、清めのやり方を知っていると思われたのでしょうか?外人たちがカメラで子供たちを撮っていたりします(笑)
ここにまた勘違いされた「日本人」が外国に紹介されるのでしょう。面白いからほっときましたけど。
そして、門をくぐります。
そして、それぞれに小銭を握らせ、「二礼二拍手一礼」でお参ります。
(子供たちが元気に育ちますように)
(子供たちが交通安全でありますように)
(子供たちの勉強ができますように)
(商売繁盛、家内安全、悪霊退散・・・etc)
きりがないのでこれぐらいでやめときました。
ところで、何をお願いしたんだ?子供たち?
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さて、社務所の講堂に向かいます。
講堂にいたる道がわからないので、巫女?のお姉さんに道を聞きました。言われたとおりに向かっていると、途中、新車をお払いしている人がいました。お払いしてもらうだけの素晴らしい車で、「かっこいい車だね」などと感心しながら向かいました。
講堂には、建物をぐるっと回らないといけないのですが、社務所側の森に入るとぐっと森が濃くなりました。蝉の声が高く聞こえ、大好きなヒグラシの「カナカナカナ・・・」という寂しい蝉時雨が降ってきます。
ママも私もヒグラシの声は大好きなので、余韻に浸っておりますと、
「おしっこ!」
と三男。
「もうちょっとで着くから待ってね。」
と、振り向いた先で、二男がズボンを下ろしている。
(何事?)
と思った瞬間閃いた。
「あ!」
そう、彼は、今、まさに「立ち〇ョ〇ベン」しようとしているのである。
(やばっ!)
「こら!それはだめだ!ばちが当たるぞ!」
パパは、事が始まる前に止めた。
二男は「ばちが当たる」なんて事の意味はわかりませんが、パパの慌てふためきように「まずい」と本能的に思ったのでしょう。まさに危機一発でした。
まぁ、どこででも用を足せるというのは、山歩きで慣れているからでしょうね。(--;イチオウ フォロー
はい、ここを曲がると、すぐ社務所講堂の入り口です。
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【実験】
この講堂への道を歩きながら、RadioTINGARAでヒデオさんが収録した蝉時雨の音を思い出しました。
そこで秘密兵器の登場。
私も簡易型ながらバイノーラルマイク(もどき)を持っているので(本当は講演会などの収録用)、それを取り出し、SDムービーに取りつけました。
この新型のムービーは5.1chのサラウンドで音を収録できるのですが、このSANYO製のバイノーラルマイク(市価6000円~7000円、普通のタイピンマイクのようにもなる)で音声を録ると、臨場感がまるで違うのです。
本来なら、アドホック社製の立派なバイノーラルマイクを買いたいのですが、マニアじゃないので我慢です(涙)
先日の花火大会で実験済み(響きが違うのよねぇ)なので、今回蝉しぐれの森を歩くシーンの録音にも使ってみました。けっこうリアルです。
※気が向いたらアップするかもね。
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シトシトと雨と一緒に歩きながら講堂につきました。入口にいた守衛さん(?)に
「どこから入るといいのですか?」
と聞くと
「こちらからです」
と案内された先を見ると・・・・
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TINGARAのイジシマヒデオさんがいた!
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(髪を切って、ナイスガイになってましたね)
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「ザブンさん、いらっしゃい!良く来たね!」
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(このキラキラは、オーラのつもり:笑)
「お久しぶりです!先日はお世話になりました。」
「あれ?ひとり?」
「いえ、こちらに家族も!」
と、振り返ると誰もいない。紹介しようと思った子供たちはトイレに猛ダッシュ中!
「あり?」
2 件のコメント:
> 今回蝉しぐれの森を歩くシーンの録音にも使ってみました。
うっひょ〜、あんな状況の中で、バイノーラル録音をされているとは・・・。
やっぱり、ざぶんさん、タダのものではないっす〜。ぜひ、公開してね〜。
私は、ねずみ〜らんどで、パレードをバイノーラルビデオ録画してます。
その後、その音をゆっくりヘッドフォンで聞いたことはありませんが〜(笑)
>まっちゃん
作文が忙しくて、まだ編集できてなかったりします(^^;
パレードのバイノーラルですか、ちょっと楽しそうですね。
ところで、録音したものを聴いて、自分の声に嫌気がさしたりしませんか?(--;
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